DHTを抑制すると副作用や異常が起こる!?

AGAの治療には、DHTを抑制することが一番効果があることがわかっています。

 

AGA治療に使われることが多い飲み薬のフィナステリドとデュタステリドは、テストステロンからDHTの生成を阻害する働きがありますが、かえってエストラジオール(エストロゲンの一種で女性ホルモン)の生成を増やしてしまい、そのために悪性の発がんリスクが高くなる研究結果がでました。

 

他にもDHTの働きを阻害すると言われているノコギリヤシや亜鉛などがありますが、これらにも体に異常が起こることはないのでしょうか?

 

ノコギリヤシは英語ではソウパルメットと言います。漢方薬でも古くから使われてきた植物です。
有効成分については遊離脂肪酸(オレイン酸、ラウリン酸などの数種の組み合わせ)です。
臨床で認められている有効な症状は頻尿、排尿痛、排尿困難などです。ただし、前立腺肥大には効果はないとされています。

 

副作用は嘔吐、下痢、腹痛など胃腸に関するものが多いようです。稀に血圧や頭痛を伴うこともあります。

 

また他の健康食品や病院から処方された処方薬との組み合わせ、いわゆる薬の飲み合わせによっては、ノコギリヤシの作用と相まって、出血多量や血尿、血液の凝固異常を発生させるという過去の事例があります。

 

また妊娠中、授乳中、ピルの使用時などの女性への使用は性ホルモンへの影響が考えられるため、使用しないよう勧められています。

 

サプリメントとして入手しやすいノコギリヤシですが、飲み合わせには注意が必要です。またフィナステリドやデュタステリドとの飲み合わせも、同種の作用が重なり危険です。

 

亜鉛については肉や卵、ごま、アーモンドなど日常的によく口にする食物から摂取しやすいので、栄養について満遍なくバランスのとれた通常の食生活を送っていれば不足しないことが多い栄養素です。

 

亜鉛自体に毒性はほとんどないのですが、サプリメントで過剰に摂取してしまった場合、他のミネラル(銅や鉄)の吸収を阻害してしまい、それによって鉄分不足や銅分不足を招き、貧血や免疫に関するトラブルの元になる可能性があります。

 

また調査では10年以上サプリメントで摂取を続けた場合、前立腺がんのリスクが上がるという結果が出ています。

 

以上のことから、亜鉛もフィナステリドやデュタステリドと同じく前立腺や男性ホルモンに関わる栄養素には間違いないとは思うのですが、長期間サプリメントとして連用すべきものではないと思われます。

 

 

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