フィナステリドやデュタステリドで男性型脱毛症が悪化する?

フィナステリドが効かない人が次に行き着くのがアボダート・アボルブです。有効成分はデュタステリドとして知られています。

 

デュタステリドは、フィナステリドと同じく前立腺肥大症の薬として使われています。

 

前立腺でも頭皮でもテストステロンは、5αリダクターゼという酵素により、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。5αリダクターゼには酵素の種類が2種類あり、1型・2型両方にはデュタステリド、2型にはフィナステリドが効くというものです。

 

ちなみに1型5αリダクターゼは皮脂腺に多くあり、2型5αリダクターゼは毛乳頭に多く存在します。
頭の部分でいうと頭頂部に効くのがフィナステリド、生え際に効くのがデュタステリドというのが通説のようです。

 

このフィナステリドとデュタステリドは、前立腺肥大症のための酵素に作用するところまでまったく同じにも関わらず、なぜかデュタステリドの開発会社グラクソ・スミスクライン社は脱毛防止の研究を途中で辞めてしまいました。
前立腺のための薬としては認可を受けているものの、未だ正式な脱毛防止の薬としては認可されていません。

 

また、アメリカで行われた比較試験からフィナステリドもデュタステリドも良性の前立腺がんには問題ないものの、悪性の前立腺がんには悪い影響をもたらすことが米食品医薬局(FDA)の発表によりわかりました。

 

参考URL:http://medical-confidential.com/confidential/2012/07/post-427.html

 

これらフィナステリド・デュタステリドはともに5αリダクターゼによりDHTは減少するものの、女性ホルモンの強力なエストロゲン(エストラジオールE2)が増加して、悪性のがんに変異する可能性を及ぼすことがわかり、これら2薬はがんの予防薬としては認められない結果となりました。

 

特にデュタステリドは、脱毛防止効果がフィナステリドの5倍の効き目があることが売りです。

 

脱毛防止の効果の上がる分、危険度もその分上がると覚悟しなければなりません。

 

頭髪のために日本では認可されない薬を輸入してまで使うのは、医療品の知識のない一般の方にはかなり危険な行為です。処方された正式なフィナステリドであっても、使用途中で異変を感じれば、直ちに使用を中止すべきです。

 

体験談ながら、若い人は、頭頂部ではなく額の方が脱毛が進行している人にはフィナステリドはかえって脱毛を促進するという話もあるようです。

 

フィナステリドの利用時にすでに副作用の報告がある、乳房のハリ・勃起不全・肝機能障害などの副作用から見ても、フィナステリド・デュタステリドは必要以上の過剰な使用は控えるべき薬剤だと思います。

 

 

 

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