知らずに使い続けると恐ろしい界面活性剤

石鹸は脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムから作られる界面活性剤です。

 

界面活性剤と聞くと、体に悪いもののような気がしますが、石鹸ははるか昔、ローマ時代にさかのぼっても存在する洗浄成分です。
界面活性剤がないと体を洗うのは水をかぶるぐらいしかないわけで、洗う=界面活性剤と思ってもいいでしょう。

 

しかし、近年になって合成品になったときに皮膚に影響を及ぼし過ぎるものが出てきたため、そればかりが報道されてしまい、体に悪いという印象が独り歩きするようになったと思われます。

 

普通の生活ではまったく意識しませんが、この界面活性剤の見分け方はどうしたらいいのでしょうか?

 

石鹸以外の界面活性剤は「合成界面活性剤」です。
そのなかでも種類がわかれており、石油系、脂肪酸系、アミノ酸系、高級アルコール系と別れます。

 

合成界面活性剤の原料が石油系なのは石油系と高級アルコール系です。材料が安価で洗浄力が高いのが売りです。

 

その他の脂肪酸系、アミノ酸系が、原料が天然の物から作られる合成界面活性剤ということになります。

 

脂肪酸系はソルビタン脂肪酸エステル(乳化剤)、アミノ酸系はココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸シャンプー)などがあげられます。

 

今、皮膚のトラブルで問題になっているのは石油系と高級アルコール系の合成界面活性剤です。
石油系では直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどがあげられます。台所洗剤の成分としてよく利用されています。また似たような成分にポリオキシエチレンアルキルエーテルなどもあります。

 

現在、シャンプーでこれらを使っているところはほぼないでしょう。

 

主な皮膚トラブルとして台所洗剤を原因とする主婦湿疹などが問題になっています。

 

次の高級アルコール系は、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなど、現役級のシャンプー成分です。

 

ラウ「リル」>ラウ「レス」でラウ「リル」硫酸ナトリウムのほうが洗浄力が強いようです。

 

ただ、私達は成分からシャンプーにこれら高級アルコール系の合成界面活性剤が入っていることはわかりますが、どのくらいの量の入っているのかはわかりません。
極端な例えをすれば、これらの高級アルコール系合成界面活性剤がものすごく少量なら石鹸のほうが毒性が強いことだってありうるのです。
石鹸も口から食べてしまえば毒であるように、肝心なのは量なのですが、成分の詳細はメーカーにしかわからないのです。

 

また香料も合成品であることがほとんどですが、1つの高級アルコール系合成界面活性剤と5つの香料を混ぜたもののどちらが皮膚にダメージを与えるのか、私達は知るすべを持ちません。

 

今のところ、皮膚トラブルを避けたければ、そういった恐れのある成分の配合が少なそうなものを探すか、入っていないものを選択肢に入れるかしかないようです。

 

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