抜け毛、薄毛、細毛に効果的な漢方薬

漢方では血のあまりで髪が形作られると言われています。基本的には血が足りないということが漢方での考え方です。

 

さらに漢方では見立てによる診断があります。

 

この「見立て」による体質による区分けは(証ともいいます)、血虚(血が足りない)、お血(血のめぐりが悪い)、実熱(のぼせやすい)、気虚(疲れやすい)、気滞(神経が高ぶりやすい)、陰虚(乾燥気味)、陽虚(寒がり)、痰湿(むくみやすい)など様々な見立てがあります。

 

また五臓によっても違いがでてきます。腎、肝、心、脾、肺とそれぞれどこが弱っているかによって症状の出方に違いがでると言われています。

 

これらの組み合わせにより、患者さんのどこを治療していくかを検討します。
主に老化における抜け毛に関しては腎、腎臓の機能の低下が関わっていると漢方では考えられています。

 

またこの見立ては1人に複数の見立てがあることがあります。この見立てにより漢方薬を配合したり患者さんに処方することが漢方薬の基本になっています。

 

漢方の先生の腕の良さはこの見立ての違いにあります。

 

症状は同じでも見立てによるタイプが違うと効かないと言われているのが漢方薬です。体質改善も兼ねて飲み続けることが漢方薬の効果を高めるコツです。

 

抜け毛には以下の二種が効果があると言われています。

 

桂枝加竜骨牡蠣湯 (けいし か りゅうこつ ぼれい とう)
神経衰弱、不眠症、神経の高ぶり、脱毛症などに効く薬です。気滞タイプによく効きます。実熱にも可。

 

加味逍遥散 (かみ しょうよう さん)
便秘、頭痛、のぼせなどの症状に効きます。ほかには冷え性、虚弱体質、月経不順などにも。実熱に近いタイプ向けです。

 

主な薬を2つ取り上げましたが、体質によっては他の薬を勧められることもあります。

 

こうしてみると神経やのぼせなどに関わる薬が多いようです。

 

日常でも神経の高ぶりやのぼせを感じやすいと髪の健康に影響が出るということかもしれません。
なかなか自分ではわかっていても改善しにくい症状なので、漢方医にたずねてみるとわかりやすいかもしれません。

 

また下半身や生殖器に髪は深く関わると言われています。

 

西洋医学でもプロペシアが前立腺肥大の薬から応用されて、発毛剤として見つかるということがあり、漢方の奥深さや不思議さを感じさせます。

 

もし自分が実熱に近いかな?気滞かもしれないなと感じた方は漢方医にご相談してみてはいかがでしょうか。
案外、自分の気にしていた別の体の不調がよくなるキッカケになるかもしれません。

 

 

 

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