プロペシア・フィナステリドの初期脱毛の期間

男性型脱毛症に使用されるプロペシアの利用者で、薬の服用後から脱毛が多くなった方がたくさんおられるようです。

 

飲み始めてから2週間から3ヶ月程度までそういったことを意識される方が多く、ブログなどの体験談でも脱毛の程度についても個人差が大きいようです。

 

ネットの情報では「プロペシアの初期脱毛」という言葉ができているようですが、実は正式な医学用語ではありません。病院によっては初期脱毛を否定されるお医者様もいるようです。

 

医療機関ではリアップなどのミノキシジル処方の薬の利用の際の初期に発生する脱毛現象を「初期脱毛」と呼んでいます。これらの薬は併用している方も多いので、ネットの情報の中で通用するようになった言葉だと考えられます。

 

では、投薬開始から体の中に入るとプロペシアはどのような働きをするのでしょうか?

 

血液中にプロペシアの有効成分フィナステリドがあるときには、頭皮に存在する男性ホルモンであるテストステロンを5αリダクターゼという酵素がAGAの原因物質であるDHTに変化する働きを抑制できると考えられます。

 

では脱毛を防止する働きがあるはずのプロペシアを利用し始めると、なぜ脱毛が増えるのでしょうか?

 

今のところ、ヘアーサイクルの正常化により毛乳頭の活動が活発になり、毛球で次に生える髪が準備されるため、古い毛は抜けていき、いつもより抜け毛が多く見えるという仮説があります。

 

また利用者の中でも、初期脱毛があったほうが、薬の継続後の経過がよかったとする報告もあるようです。
そういった意味では、プロペシアに体がなんらかの反応したほうが、効果が期待できるとも言えます。

 

初期脱毛時には、あまりにもひどいようなら処方を受けた病院に相談しましょう。相談後も特に問題がないようなら6ヶ月程度AGA治療を続けるようにしましょう。

 

また医薬品医療機関総合機構の医療品関連情報によると、有効成分のフィナステリドの血漿中濃度は約24時間で体内から消失、すなわちほぼ0になるというデータがあります。

 

一般的な1mg投与の場合6時間で半減以下、24時間でほぼ0です。

 

プロペシアのような薬は継続的に服用することによって血液の中のフィナステリドが「定常状態」すなわち尿や排便で排泄されても、ある一定の血中濃度を示すことを目標にしています。
プロペシアに限って言えば、一般的に定常状態に入るまで2〜3日かかるとのプロペシアの添付書類の中に記載があります。

 

飲み忘れをせずに、投薬を続けることによって男性ホルモンのバランスの変動を少なくして体への負担を減らし、初期脱毛を防止できればそれが一番よい結果を生むのかもしれません。

 

 

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